歯ぎしり・顎関節症
歯ぎしり・顎関節症
について
【新中野駅徒歩1分の歯医者・
新中野まるの歯科医院の
歯ぎしり、顎関節症の治療】
歯ぎしり、顎関節症で
お悩みの方へ
当院長は大学病院「顎関節症科」での勤務経験もあり、歯ぎしりや顎の痛み、噛み合わせなどでお悩みの方にも親身にお応えしてまいりました。
近年の「歯の喪失原因」として、虫歯、歯周病に続き、歯ぎしりが第三位とされています。顎関節症に悩む方も多く、原因が分からないまま偏頭痛や身体の不調にお困りの方も少なくありません。
大切な歯を守るために、そして健康を守るためにも少しでも違和感に気づいた際は遠慮なく当院へご相談ください。
歯ぎしりの症状・
治療法について
歯ぎしり(ブラキシズム)とは
ブラキシズムとは、無意識のうちに行なっている歯ぎしりや食いしばりなどの総称です。歯ぎしりは自分では無意識の内にしている場合が多く、朝起きると顎が疲れていたり、歯がしみる(知覚過敏)などの症状により気づかれる場合があります。
歯ぎしりの治療法
一般的な治療法としては、スプリント(マウスピース)を装着し、歯ぎしりの負担を軽減させます。歯ぎしりのマウスピースは基本的に保険適用内でお作りすることができます。
また、歯ぎしりの原因はストレスである可能性が高いため、ストレスの原因を知り軽減することが重要となります。
顎関節症の症状・
治療法について
顎関節症とは
耳の前方にある関節を、顎関節(がくかんせつ)と呼びます。顎関節症は何らかの原因により、顎関節周りに痛みを生じたり、口が開かないなどの機能障害が起きている状態です。
近年では、日本人の2人に1人が顎関節症を経験するとも言われており、とても身近な病気となっています。症状が軽い場合は、特別な治療をしなくても自然に改善に向かい症状が治まることもありますが、日常生活に支障があるような場合には早めに受診することをおすすめしています。
顎関節症の主な症状
顎周りの違和感、痛み、
音が鳴るなど
口を開け閉めする際や、食事をする際に顎関節に痛みが出たり、顎関節を動かす咀嚼筋(咬筋、側頭筋など)に筋痛を伴うことがあります。さらに、口を開けた時などにカクッカクッ、ガリッなど、顎関節から音が鳴る場合があります。
口が開かない(開口障害)
通常であれば、ご自身の手の人差し指から薬指までの3本を縦にして口に入れることができますが、口が大きく開かない(最大開口量が40mm以下)場合には、顎関節症が発症していると考えられます。
顎から音が鳴る状態から急に口が開かなくなる場合もあり、これは顎関節の関節円板が全法に転位して関節で詰まることで起こるクローズドロックと呼ばれる症状です。その他、顎周りの筋肉や、関節の痛身、顎関節の癒着などが開口障害の原因として挙げられます。
その他の症状
睡眠時の強い歯ぎしりや噛みしめ、歯や舌の痛み、のどや顔面の痛み、耳鳴りといったお口周りの問題にとどまらず、偏頭痛や全身の倦怠感、自律神経の不調など全身の健康にも影響を及ぼす場合があります。
顎関節症の分類
Ⅰ型:咀嚼筋痛障害
咀嚼筋(顎を動かす筋肉)における障害です。症状としては 筋肉痛のようなものもあります。
Ⅱ型:顎関節痛障害
顎の関節に痛みを伴う障害です。顎関節の骨と骨の間にある関節円板を支える組織や、関節包・靭帯という部分に何かしらの問題が起こり痛みを生じます。
Ⅲ型:顎関節円板障害
顎関節の内部構造の動きやずれを主体とする障害です。「a: 復位性」と「b: 非復位性」の2つのタイプに分けられます。aタイプでは口を開け閉めするときに音がする場合が多く、bタイプでは口を開こうとしたときに途中で引っかかりがあるといった特徴が見られます。関節円板のずれを伴う人は、無自覚の人を含めると人工の3分の1程度存在するとも言われています。
Ⅳ型:変形性関節症
顎関節の骨の変形によって生じる痛みや運動障害です。 このケースでは関節を元の状態に戻すことは難しく、可能な限り症状を取り除くことで運動機能を回復させることが主な治療となります。症状に応じて手術が必要なケースもあります。
顎関節症の治療法
顎関節症は生活習慣病的な部分が大きいため、改善するためには、原因となる悪習癖を取り除くセルフケアを、患者さまご自身に実践していただくことが中心となります。
また症状に応じて、原因となる噛み合せの矯正、薬物療法、関節腔内の洗浄、内視鏡下での外科的手術などの治療を行なう場合もあります。
それぞれの症状やお口の状態に合わせて、的確な診査と診断の上、最適な治療をご提供いたします。
スプリント(マウスピース)治療
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる顎関節症のケースでは、専用のマウスピースを作成します。マウスピースを装着して寝ることで、顎関節にかかる力を軽減し、歯ぎしりや食いしばりによる過度な負荷から歯を守るなどの効果があります。効果には個人差があり、大きく改善が見られる場合もあれば、ほとんど変わらないケースもあります。
顎関節の整位
顎関節をスムーズに動かすための役割を持つ関節円板に問題があり、口が開きづらいという場合には、適切な力を加えて位置を整えることで改善できるケースがあります。
マッサージ・ストレッチ指導
顎のストレッチを行うことで、関節と顎周りの筋肉の血流を良くし、関節腔内の潤滑成分の分泌を促進します。また、顎関節周りの筋肉の痛みやこわばりの改善を図れるセルフマッサージの仕方などをお伝えしています。
薬による治療
顎関節症による痛みが強い場合や、関節組織の損傷により炎症が生じている場合は、鎮痛消炎薬を処方します。また、 周辺の筋肉のこわばりにより痛みが生じている場合は、筋弛緩薬を処方することもあります。